Closure DrawはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。最近は何でもWebブラウザ上で動作するようになっている。メール、RSSリーダー、カレンダー、画像編集と何でもござれだ。そんな中、弱めだったのがドロー系アプリケーションだ。

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プロジェクトサイトで試せる

 

元々ローカルアプリケーションでもあまり数の多くないドロー系だけに、Web上で使い勝手の良いものを作るのは難しい。だが幾つか候補が出てきている。一つは先日紹介したSVG-edit、もう一つは日本製のClosure Drawだ。

Closure Drawは直線、円、四角といったオブジェクトの他、文字や画像を埋め込むこともできるWebブラウザ上で動作するドローアプリケーションだ。できあがった図はSVGで出力できるので、保存すれば別なツールで読み込むこともできる。

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配置の変更やオブジェクトの移動ができる

 

描いたオブジェクトはマウスで移動させられる他、後から形状を変更することもできる。回転も可能だ。また線の太さやフォントの大きさ、背景色、線の色も自由に変更できる。配置の変更もボタン一つでできる。機能的にはSVG-editよりも少ないが、よく使う機能に限定されているので問題はないだろう。ブラウザはOpera 10.10、Firefox 3.6、Google Chrome 4、IE8でテストされている。

 

SVG 出力できるドローツールコンポーネント「Closure Draw」を公開しました - WebOS Goodies

 http://webos-goodies.jp/archives/introduction_to_closure_draw.html  

closure-draw - Project Hosting on Google Code

 http://code.google.com/p/closure-draw/