最近、GMailの閲覧にはMailPlaneを使っている。β版の間は無償で利用できるのだが、非常に便利なソフトウェアだ。GMailはブラウザだけで使えるという利点もあるが、プロセスが分かれていた方が便利である事も数多い。

Windowsでも同種のソフトウェアがあるのだろうかと思ったら、オープンソースで存在した。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはGmZilla、Geckoエンジンを利用したGMail専用ブラウザだ。

GmZillaはXULRunnerを利用することでGMail専用ブラウザを実現している。実行ファイルを起動すると、GMailの画面が開く。外部リンクは通常利用しているブラウザで開かれる。

この手のソフトウェアの利点は、プロセスの独立はもちろん、それに伴うセキュリティの強化(SSLも常時利用する)や、専用プラグインの導入が出来るという事が挙げられる。GmZillaも、Google Readerの機能(メールフォルダの中にFeedsという項目ができ、GmZilla内で閲覧できる。また、既読/未読/返信/転送をボタン一つで切り替える機能も追加されている。

何よりこれを使っていれば、ブラウザ側は自由に再起動できるのが良い。ブラウジングはIE系のものを使っている人でも、FirefoxのGreasemonkeyを使ってGMailをさらに便利にしてみたいという方にも良い。Windows & GMailerな人は試してみるとその良さが実感できるだろう。

尚、ダウンロードは現状用意されていない。「svn co http://gmzilla.googlecode.com/svn/trunk/」といった具合にSubversionからデータを取得して欲しい。

gmzilla - Google Code
http://code.google.com/p/gmzilla/