Pythonの実行環境としてJupyter Notebookを使っている人は多いでしょう。可視化も楽に行え、特に機械学習周りで利用している人が多いように思います。しかし利用するためにはサーバ環境を用意しなければならないのがネックです。 今回紹介するJupyterLiteはJupyter Notebookそっくりですが、クライアントサイドだけで動くのが特徴です。

JupyterLiteの使い方

これがクライアントサイドで動いているというのが信じがたいです。

ノートブックです。ちゃんとコードを実行できます。

ビジュアル化もできます。

グラフ出力もできます。

ライブラリのインポートでエラーが出ることもあります。

JupyterLiteはWebAssemblyを使うことでJupyter Notebookをクライアントサイドで再現しています。JavaScriptだけでなく、Pythonも動かせるのがすごいです。ライブラリのインポートで一部エラーが出てしまいましたが、だいたいのコードは動かせています。

JupyterLiteはTypeScript製のオープンソース・ソフトウェア(BSD License)です。

JupyterLite — JupyterLite 0.1.0 documentation jtpio/jupyterlite: Wasm powered Jupyter running in the browser