テキストで差分を出すのはdiffコマンドなど、多数用意されています。しかしコンピュータ上で扱うメディアはテキストだけではありません。ほかにも画像や動画、音声ファイルなどがあります。それぞれ2つのファイルがあった時に、差分を確認したいと思うのは自然なことです。 今回紹介するimgdiffは画像の差分表示に特化したソフトウェアです。高速性が売りです。

imgdiffの使い方

コマンドです。ピクセル単位での比較なので、JPEGでやると差分が多くなります。PNGがいいでしょう。

imgdiff --diff-image a.png b.png output.png

画像はKYOTO CMEX オリジナル「間違い探し」第1弾『ビットサミット』(「BitSummit 7 Spirits」チケットプレゼント!) | KYOTO CMEXポータルサイトよりお借りしています。実行結果は次のようになります。

画像自体は同じサイズで用意しておきます。実行は確かに高速で、すぐに結果の画像ファイルが生成されました。間違い探しであれば、異なる部分が赤くなるのですぐに分かります。これならば難関とされるサイゼリアの間違い探しも簡単にできるでしょう。

imgdiffはGo製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

n7olkachev/imgdiff: Faster than the fastest in the world pixel-by-pixel image difference tool.