数学にはさまざまな表現が存在します。たとえば式を表現する際に、既存のWeb表現だけでは困難です。そのため、MathJaxのような拡張表現が使われます。他にも表現したいものはたくさんあるでしょう。 今回紹介するquiverは数学で用いる可換図式を作成するのに特化したエディタです。

quiverの使い方

エディタ画面です。

ドットや文字を配置して、それらを線で結びます。

さまざまな線種が用意されています。

斜めに引いたりもできます。

結果はLaTeX向けの記法で取得できます。

quiverはその数式をURLに埋め込むことで、共有可能なリンクを生成します。プロパティで細かく編集できるので、可換図式を描く際には役立つことでしょう。LaTeXへ埋め込むのはもちろん、画像に加工するのも難しくなさそうです。

quiverはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

quiver: a modern commutative diagram editor varkor/quiver: A modern commutative diagram editor for the web.