Gitを企業と個人とでアカウントを分けて運用している人は多いかと思います。企業によっては個人のアカウント利用を許さず、退職時に消してしまうなんてところもあるようです。個人の活動が失われないよう、アカウントを適切に運用する方がいいでしょう。しかし、アカウントの切り替えが面倒です。 そこで使ってみたいのがGit-User-Switchです。コマンド一つでユーザの変更が可能です。

Git-User-Switchの使い方

まず最初にアカウントを作成します。コマンドは git user または git-user です。

$ git user
? Select a git user (Use arrow keys)
❯ Add new user 

作成しました。公開鍵も変更できます。

$ git user
? Select a git user Add new user
? Enter your git user name Atsushi Nakatsugawa
? Enter your git user email atsushi@moongift.jp
? (Optional) Enter your GPG signing key 

利用する際には同じく git user コマンドで対象になるアカウントを選択するだけです。

$ git user
? Select a git user (Use arrow keys)
❯ Atsushi Nakatsugawa : atsushi@moongift.jp  
  Add new user 

Git-User-Switchを使えば企業用プロジェクトの場合には企業の、個人プロジェクトの時には個人用アカウントに素早く切り替えられます。切り替え忘れをしないよう注意が必要ですが、コマンド一つでできるのは便利です。

Git-User-SwitchはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

geongeorge/Git-User-Switch: Switch git user and email at ease