最近は各プログラミング言語向けにパッケージ管理が作られるようになりました。専用のファイルフォーマットで作成して、コマンドを打てばライブラリがインストールされます。使い慣れると手放せません。 今回紹介するimportはBash(だけでなく他のシェルでも)で使えるモジュールシステムです。

importの使い方

importのインストールです。

$ curl -sfLS https://import.pw > /usr/local/bin/import
$ chmod +x /usr/local/bin/import

下記コマンドを実行すれば準備完了です。この内容は.bash_profileなどに記述しておけばいいでしょう。

$ . "$(command -v import)"

例えばこんな関数があったとします。

add() {
  expr "$1" + "$2"
}

この内容を取り込みます。

$ import "https://git.io/fAWiz"

そうするとシェルの中で関数が実行できるようになります。

$ add 10 20
30

importを使えば外部ネットワーク上にある関数を読み込んで使えるようになります。URLはインターネット上に限らないので、社内サーバにあるコマンドをみんなに配布したりするのも便利でしょう。シェルの可用性が高まりそうです。

importはShellスクリプト製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

import importpw/import: import is a simple and fast module system for Bash and other Unix shells