nodeを開発したRyan Dahl氏は、その開発過程において様々な課題点が含まれてしまったとしています。パッケージ管理やasync/await、セキュリティ面などで改善すべき点が多いと語っています。 そうした課題を解決すべく開発されているのがDenoになります。“node”.split('').sort().join('') で表現される、そんな新しいJavaScript実行環境です。

Denoの使い方

インストールは下記コマンドで行えます。

curl -fsSL https://deno.land/x/install/install.sh | sh

実行時には外部のスクリプトをそのまま実行できます。

$ deno run https://deno.land/std/examples/welcome.ts
Download https://deno.land/std/examples/welcome.ts
Warning Implicitly using master branch https://deno.land/std/examples/welcome.ts
Compile https://deno.land/std/examples/welcome.ts
Welcome to Deno ?

さらにパッケージ管理は廃止し、リモートにあるライブラリもインポートできます。そして実行時にダウンロードして実行します。ルートでasync/awaitが使えたり、WebAssemblyやTypeScriptも実行できるなど、nodeと比べて様々な機能強化がなされています。今後の発展が非常に楽しみです。

DenoはTypeScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

Deno denoland/deno: A secure JavaScript and TypeScript runtime