CUIでは時として大量のリストを出力することがあります。その中からデータを絞り込む際に使うのはgrepが多いですが、何度も出力しながら調整したりします。何度も使わない、一度きりの出力のためにやるのは面倒です。 そこで使ってみたいのがpecoです。リストを絞り込んで出力するためのソフトウェアです。

pecoの使い方

使う際には ls | peco のようにパイプで標準出力を渡します。そうするとリストとともに QUERY> という絞り込み条件を指定する表示が出ます。

リストはインクリメンタルに絞り込まれます。

スペースでAND条件を指定できます。正規表現も利用できます。

Ctrl + スペースキーで選択状態にできます。正規表現などが面倒であれば、選択するだけでも大丈夫です。

pecoで選択したリストはそのまま標準出力されます。ファイルに保存したり、次のプログラムに渡すこともできるでしょう(–execオプションを利用します)。アイディア次第で様々な使い方ができそうです。

pecoはGo製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

peco/peco: Simplistic interactive filtering tool