Google Chromeでパスワード管理をしている人は多いでしょう。Google Chromeをメインブラウザとして使っている人であれば大抵そうでしょうし、無料で使えるのも便利です。パスワードさえ漏洩しなければ安全です。 逆に言えばパスワードが漏洩すれば大惨事になる可能性もあります。Chrome-Password-Grabberを使えばパスワードを全部引き出せます。

Chrome-Password-Grabberの使い方

実行例です。

$ python chrome.py 
/path/to/Google/Chrome/Default/
{
    "data": [
        {
            "url": "https://www.example.com/",
            "username": "test",
            "password": "password"
        },
        :
    ]
}

macOSの場合、二回パスワードが聞かれました(キーチェーンへのアクセス関連)。WindowsやLinuxでも同じようにパスワードが聞かれるでしょう。パスワードが漏洩すれば大惨事になるのは当たり前ですが、マスターパスワードはきちんと分かりづらいものを設定しようという気になるでしょう。

Chrome-Password-GrabberはPython製のオープンソース・ソフトウェア(GPL v3)です。

x899/chrome_password_grabber: Get unencrypted ‘Saved Password’ from Google Chrome