Webになぜこれほどコンテンツが増えたかと言えば、かつては手打ちだったHTMLがオーサリングツールによって簡単に編集できるようになったり、CMSで特別なソフトウェアを用意することなくコンテンツが作れるようになったことが大きいでしょう。なるべく敷居を下げないといけません。 今回紹介するrepubはMarkdownファイルからePubファイルを作成します。これは電子書籍コンテンツを作る敷居が一気に下がりそうです。

repubの使い方

repubを実行するところです。Markdownファイルさえ指定すればOKです。

$ repub 1.md 
Title: NCMBのテスト
Creator: Atsushi Nakatsugawa
Language: ja
?Published	 "NCMBのテスト.epub"

生成されたePubです。

目次も生成されます。

特に嬉しいのがePub3ファイルが生成されることです。ePub2で生成されるものが多いのですが、最新のフォーマットに対応してくれることで、新しい機能が使いやすくなるでしょう。repubを使うことで、HTMLを一旦Markdownにし、さらにePub化するといったことも容易になることでしょう。

repubはRust製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

KaiseiYokoyama/repub: Markdown文書から電子書籍(epub3)を生成します / converts markdown docs to epub3