Sandbox - Ruby用のVirtualenv
ライブラリは単体で成り立つものもあれば、別なライブラリに依存するものもあります。その中にはバージョン依存もあり、多くのライブラリをインストールするとその内バージョン差異によるコンフリクトを起こします。 PythonのVirtualenvはそれを防ぐ良い仕組みです。同様の仕組みをRubyで提供するのがSandboxです。
Sandboxの使い方
インストールすれば sandbox
コマンドが使えるので、サンドボックス環境を作ります。
$ sandbox myapp
次にこのサンドボックス環境を有効にします。
$ . myapp/bin/activate_sandbox
これでgemコマンドを使ってインストールしたライブラリはサンドボックス内だけで有効になります。
終了する場合は deactivate_sandbox
コマンドを使います。
Sandboxの使い勝手は Virtualenvのそれと殆ど変わりません。各プロジェクトごとにライブラリを分けられるので、コンフリクトする可能性をなくせます。様々なRubyプロジェクトを使っている方は導入を検討してください。
SandboxはRuby製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。