オープンソースの肝と言えるのがライセンスです。正しいライセンスを選択して設定すること、これがオープンソースとして認められる唯一の方法です。しかしライセンスは実に多彩で、80種類を超えます。この中からライセンスを設定して、自分の署名をつけて保存するだけでも手間です。 そこで使ってみたいのがlicense-generatorです。主立ったライセンスファイルを簡単に作成できます。

license-generatorの使い方

例えばMIT Licenseのファイルを生成するコマンドです。

$ license-generator MIT --author "Atsushi Nakatsugawa"

そうするとLICENSEというファイルが生成され、指定した名前で作成されます。

$ cat LICENSE 
The MIT License (MIT)

Copyright (c) 2019 Atsushi Nakatsugawa

Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining a copy
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SOFTWARE.

license-generatorが対応しているのはAGPL/Apache/CC0/GPL/LGPL/MIT/MPLそしてUnlicense(UnlicenseはOSIに含まれていません)となっています。ちょっとしたコードをさくっとオープンソースで公開する習慣がついている人にとって便利なソフトウェアです。

license-generatorはRust製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

azu/license-generator: A Command line tool that generate LICENSE file.