開発時には気付きづらく、リリースした後に実際のユーザ環境で試してはじめて分かることはたくさんあります。例えばネットワーク環境です。モバイル通信は予想よりも遅かったり、負荷によってサーバのレスポンスが低下したりします。 http-live-simulatorは開発用のHTTPサーバですが、レスポンスがランダムに遅延するという特徴を持っています。

http-live-simulatorの使い方

インストールはnpmで行います。

npm install -g http-live-simulator

実行すると 8080番ポートでサーバが立ち上がります。

$ http-live

http-live-simulatorはアクセスごとに200〜500msの遅延が生じます。単純に速度が遅くなるだけではないので、ライブラリやリソースの読み込み状態によって表示に影響が出るのが確認できるかも知れません。こうした本番環境風のHTTPサーバには求める機能が多そうです。

http-live-simulatorはnode/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

prahladyeri/http-live-simulator: A simple HTTP Server that serves with random delay for live simulation.