JavaScriptが多くの環境で動作するようになっています。Webブラウザだけでなく、サーバやスマートフォンアプリなど一つの言語でここまで幅広く動作するものはそうそうないでしょう(特にWebブラウザが問題です)。 そんなJavaScriptを使ってデスクトップアプリを作成できるのがVuidoです。Electronと異なる、ネイティブのデスクトップアプリを作ります。

Vuidoの使い方

VuidoはVue.jsを使います。下のコードはデモですが、確かにVue.jsの書き方です。

<template>
  <window title="my-project" width="400" height="100" margined v-on:close="exit">
    <box>
      <text>Welcome to your Vuido application!</text>
    </box>
  </window>
</template>

<script>
import libui from 'libui-node'

export default {
  methods: {
    exit() {
      libui.stopLoop();
    }
  }
}
</script>

実行結果です。確かにネイティブアプリです。

VuidoはReactNativeに近いものと言えるでしょう。LinuxであればGtkを使いますが、WindowsやmacOSはそのままネイティブのUIコンポーネントが使われます。Vue.jsは純粋なJavaScriptとは異なりますが、それでもJavaScriptでネイティブアプリが作れる面白い技術です。

VuidoはVue.js/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

mimecorg/vuido: Native desktop applications using Vue.js.