EUの個人情報保護施策、GDPRがスタートしました。各社、個人情報をどう保護するか、どう使うかといった対応で大あらわになっています。すでにFacebookやGoogleが訴えられたという話もあります。 そんなGDPRですが、Googleアナリティクスで使うための仕組みとしてTracklessを使うと良さそうです。

Tracklessの使い方

Tracklessは簡単なスクリプトで利用できます。

<script async src="//unpkg.com/trackless@1"></script>
<script>
    window.TracklessQueue = window.TracklessQueue || [];
    TracklessQueue.push(
        function (Trackless) {
            new Trackless({ trackingID: "MY_TRACKING_ID" }).bindElements();
        }
    )
</script>

トラッキングして欲しくない場合にはボタンを押します。

逆に有効にしたい場合はもう一度クリックします。

Tracklessを使うことでGoogleアナリティクスを使ったトラッキングについて、許可または拒否できるようになります。こうすることでユーザに安心感を与え、オプトインによるデータ収集が可能になります。EU圏を対象にしたサービスを提供している場合には注目の仕組みでしょう。

TracklessはTypeScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

ascorbic/trackless: Add a GDPR-friendly Google Analytics opt-in/opt-out button to your site