画像には多彩なフォーマットがありますが、それでもWebブラウザ上で扱われるものは多くありません。JPEG/PNG/GIFくらいではないでしょうか。そんな中、目にする機会の多いフォーマットとしてTIFFがあります。 TIFFはタグ情報を持ったビットマップ画像フォーマットです。そんなTIFFをWeb上で扱えるのがgeotiff.jsです。

geotiff.jsの使い方

表示例です。元のTIFFとは異なりますが、一部の情報だけを扱えます。

こちらが元のTIFFです。RGB情報を置き換えたり、CMYKでの表示もできます。

geotiff.jsはTIFFファイルを解析し、Canvas上で表示できます。ユーザにとってみれば、よくある画像なのかTIFFなのかを考える必要もないでしょう。ユーザに画像をアップロードしてもらうサービスでTIFFを扱う機会が多いときにはgeotiff.jsでプレビュー表示なんて使い方ができそうです。なお、Webブラウザのみならず、nodeでも利用できます。

geotiff.jsはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

geotiffjs/geotiff.js: geotiff.js is a small library to parse TIFF files for visualization or analysis. It is written in pure JavaScript, and is usable in both the browser and node.js applications.