多要素認証(MFA)では専用アプリを使うことが多いです。スマートフォンにインストールしておいて、必要になった時に起動して表示されている内容を入力します。しかしこれが面倒に感じている人も多いでしょう。 そこで使ってみたいのがmfaです。なんとMFAを使えるコマンドです。

mfaの使い方

まずシークレットを登録します。これは多くの多要素認証用のアプリ向けに表示されているQRコードを文字列として読み取って、そこに書かれているシークレットを使います。

$ mfa set adobe P4V...TG2

後はoptというサブコマンドで数字を出力します。

$ mfa otp adobe
435537

mfaの出力した文字をそのままクリップボードにコピーして貼り付ければ良いだけです。とても簡単に使えるのが利点でしょう。スマートフォンアプリではなくAuthyのようなソフトウェアを使っている方もいるでしょうが、mfaも非常に便利なソフトウェアです。

mfaはPython製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

limeburst/mfa: Multi-factor authentication on your command line.