写真データのサイズがどんどん大きくなるために必要になっているのがサムネイルです。しかし写真を単にそのままリサイズするのでは面白くありません。よりインパクトがあるところを中心にサムネイルを作りたいことでしょう。しかし、そのために人手で作業するのでは大変です。 そこで、今回はシームカービングをコマンド一つで行ってくれるCaireを紹介します。

Caireの使い方

元の写真。

オリジナル例

変換後。幅が減っています。あまりオブジェクトが多いと良くないのかも…。

変換後

別な例です。

オリジナル例

ちょっとゆがみすぎ…。

変換後

シームカービングは数年前にAdobe社が紹介していた技術で、写真の中から余計なものを消しつつ全体をうまく調和させる技術になります。Caireはそれをパラメータ指定するだけでうまく行ってくれるライブラリになります。通常、不要な部分を選ぶのですが、Caireではその必要もなく、写真の中から不要と思われる部分を自動で選び取ってくれます。

CaireはGo製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

esimov/caire: Content aware image resize library