プログラミングしていると使い回せる汎用的なコードができあがることがあります。そうしたコードは一旦どこかにコピーしておいて、後でいつでも呼び出せるようにしたいのですが、そういったコードはスニペットと呼ばれます。 今回紹介するSniperはターミナル上でスニペット管理をおこなうソフトウェアです。

Sniperの使い方

newコマンドで新しいスニペットを作成します。この時、EDITOR環境変数でエディタを定義しておくと、そのエディタで新規作成状態になります。

$ sniper new
NAME: echo
DESC: echo test
Snippet successfully saved.

保存したスニペットはlsで確認できます。

$ sniper ls
Total: 1
NAME                        DESC                        
echo                        echo test

名前を指定してgetをおこなうとクリップボードにコピーされます。他にもrunで実行もできます。

$ sniper get echo
Snippet successfully copied to clipboard.

pushでオンライン上に保存されます。

$ sniper push
Do you already have an account? [y/N]: n
Well! Why not create one? Press y to confirm. [y/N]: y
Username: goofmint
Password: 
Repeat for confirmation: 
Signed in.
Successfully pushed all snippets.

逆にpullすれば端末間でデータの同期ができます。

$ sniper pull
Successfully pulled from server.

スニペットが端末間で同期できるならクライアント側で作ったコマンドをサーバに送ったり、チームでスニペットを共有するのも簡単になるでしょう。Webブラウザ上で管理、共有するのとはまた違った便利さがあります。

SniperはPython製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

HashCode55/Sniper: Cloud enabled snippet manager on terminal.