機械学習は今、人気のある技術です。様々な使い方が考えられていますが、問題なのはトレーニングでしょう。GPUが積まれていないと速度面で問題があったり、大量のデータをあらかじめ学習しないと期待した結果が返ってきません。 とは言え、まずは機械学習を試してみたいという方はWebDNNを使ってみましょう。Webブラウザ上で手軽に試すことができます。

WebDNNの使い方

二つのデモが用意されています。こちらはあるスタイル(デモでは葛飾北斎の富岳三十六景)を別な画像に対して適用するものです。

ウワアアアアアのAAを北斎風に。

もう一つは画像のタグ付けです。何が写っているのかを類推しています。

蜘蛛の巣…確かに近いかも。

タグ付けについては得意不得意の領域があるので、自然や屋外の写真であれば精度が高くなります。

Webカメラで取り込んだ映像を連続的に分析することもできます。

WebDNNはGPUを使って処理しているので、WebブラウザでもGPUをサポートしているものでしか使えません。学習結果を取り込むのに若干の時間がかかりますが、あらかじめ学習済みのデータを使うことでWebブラウザでも時間をかけずに繰り返し試すことができます。

WebDNNはPython製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

MIL WebDNN mil-tokyo/webdnn: The Fastest DNN Running Framework on Web Browser