社内で使うちょっとしたスクリプトであればRubyなどで作るのが手軽です。しかしそれを人に配布するとなると、実行環境も用意しなければなりません。Windows向けに環境整備して配布というのは面倒に感じてしまうでしょう。 そこで使ってみたいのがneriです。Rubyスクリプトを実行ファイル化できるソフトウェアです。

neriの使い方

実行したところです。

>neri hello.rb
=== Running script 'hello.rb' to check dependencies.
Hello World
=== Script 'hello.rb' end.
=== 81 files, 7257221 bytes dependencies.
=== Copying dependencies.
=== Creating batch_file 'hello/hello.bat'.
=== Creating exe_file 'hello/hello.exe'.
=== Failed to create exe_file.
=== Neri Finished.

puts "Hello World" を実行ファイル化すると114KBでした。このくらいのサイズであれば十分小さいのではないでしょうか。なお、実行ファイル化する機能はneri単体では無理で、Bat To Exe Converter | F2KO Softwareを別途パスの通った場所においておく必要があります。

類似のソフトウェアにOCRAがありますが、それに比べると起動が速かったり、日本語を含むユーザ名の環境では実行できないという問題がありません。

OCRAはRuby製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

nodai2hITC/neri: One-Click Ruby Application Builder