TensorZoom - 小さな写真をTensorflowを用いて画像解析
映画でよくある、監視カメラの不鮮明な映像をくっきりと明確にする技術。技術者なら誰もが無理だろ、と思っているわけですが、最近ではあながち否定できなくなっています。それが深層学習を使った画像解析です。はっきりさせるのとはまた違った手法で画像を解析します。 そんな画像解析技術を使った写真拡大ソフトウェアがTensorZoomです。
TensorZoomの使い方
TensorZoomを実装したAndroidアプリ、TensorZoomを使っています。
元画像。かなり小さな猫の写真です。
拡大したところ。ぼけています。
解析にはTensorflowを使っています。解析は部分毎に行われ、それなりに時間がかかります。
解析した後の画像。
解析前の画像。
解析後。シャープにしたのとはまた違う雰囲気です。
別な画像。解析前。
解析後。
TensorZoomでは前述の通り、解析にTensorflowを使っています。単純にシャープさを出したのとはまた違った結果が出ています。これが進むと低解像度の写真を高解像度相当にしたり、ぼやけた監視カメラの映像から人の顔を復元するなんてこともできるかも知れません。
TensorZoomはPython製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。