iOSアプリを開発するとなれば、最近ではSwiftを選ぶことが多いでしょう。個人で開発している人も多いですが、もっと多いのが企業でチーム開発している方々だと思います。そうしたチーム開発時において、コーディングスタンダードの存在は欠かせません。 Swiftのコードをどう書くべきか、それを提示してくれるのがSwiftFormatです。コマンド一つでコードを整形してくれます。

SwiftFormatの使い方

元コードと修正後です。インデントの乱れた配列を直してくれます。

- let array = [
-   foo,
-     bar,
-       baz
-   ]

+ let array = [
+   foo,
+   bar,
+   baz
+ ]

変数の定義もきちんと並べてくれます。

- let foo = 5; let bar = 6
+ let foo = 5
+ let bar = 6

さらに不要な括弧を外すような指定もできます。

- if (foo == true) {} 
+ if foo == true {}

SwiftFormatには多数のオプションがあり、それを指定することで修正対象になるコードを変更できるようになります。SwiftFormatは○○のルールに沿っていますので、チーム内のコーディングスタンダードとして適用すれば、きっと綺麗なコードが書けるようになるでしょう。

SwiftFormatはSwift製、zlib/libpng Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

nicklockwood/SwiftFormat: A code library and command-line formatting tool for reformatting Swift code