FTPサーバはパスワードを平文で送るのでセキュリティ上、利用はあまり好ましくありません(SFTPであれば良いのですが)。そのため、今はあまり使われなくなっていますが、それでも多くのサーバで使われ続けています。 昔からあるプロトコルだけに、ライブラリやクライアントソフトウェアも数多く存在するのが利点です。そこで新しいFTPサーバを立ち上げる際にnodeftpdを使ってみてはいかがでしょうか。

nodeftpdの使い方

nodeftpdはnodeで作られたFTPサーバです。あくまでもライブラリであり、サンプルにあるスクリプトを実行すると普通のFTPサーバとして動作します。

サンプルは認証を行っていませんが、ここは自社のLDAPサーバを使ったり、他の認証システムと統合も簡単にできるでしょう。

nodeftpdはTLSにも対応しているので平文でパスワードをやり取りしないで済みます。さらにスクリプトで自由に拡張できるので、自社のワークフローに合わせたFTPサーバが作れるでしょう。

nodeftpdはnode/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

sstur/nodeftpd: FTP Server in Node