隣のコンピュータにある情報が欲しいと思うことは多々あります。そんな時、メールするのは面倒ですし、チャットが使えない状態だと面倒でも表示されている文字を同じように入力したり、ダウンロードしたファイルをインターネットで探したりします。 piknikを使えばそんな面倒から開放されます。piknikはLAN内部で使えるクリップボードサーバです。

piknikの使い方

まずキーを生成します。

$ piknik -genkeys

以下のような設定が出力されるので、これを設定ファイルとして保存しておきます。

# Hybrid configuration

Connect   = "127.0.0.1:8075"	# Edit appropriately
Listen    = "0.0.0.0:8075"	# Edit appropriately
Psk       = "03e...a1c"
SignPk    = "110...e5e"
SignSk    = "566...08c"
EncryptSk = "c38...052"

後は一台がサーバとして立ち上げます。

$ piknik -server

他のクライアントはこのサーバに接続するように設定します。使い方としては -copy で標準入力をコピーします。

$ piknik -copy

ペーストを実行すると標準出力されるので、ファイルなどに書き出します。

$ piknik -paste

テキストメッセージであればコピーし、そのまま出力で受け取れば良いでしょう。一台が用意しておけばみんなで情報が共有できます。認証もなく、とても簡単に使えるのが利点です。

piknikはGo製のオープンソース・ソフトウェア(ISC License)です。

jedisct1/piknik: Copy/paste anything over the network