最近、アニメーションGIFを使ってソフトウェアの操作を表現することが多くなっています。YouTubeなどに比べると簡単に、繰り返し見られる動画が作れるのが利点です。その際の素材として、動画から変換するというケースはよくあります。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはmov2gif、動画をアニメーションGIFに変換してくれるコマンドです。

mov2gifの使い方

mov2gifはCLIなソフトウェアなので、引数として動画ファイルを渡すだけです。他にも幾つかのオプションがあります。

$ mov2gif --help
Usage: mov2gif [options] <inputfile>

オプション:
  --optimize         Optimization level                          [デフォルト: 1]
  --output-file, -o  Converted gif file
  --frame, -f        frame                                      [デフォルト: 24]
  --delay            Set the delay between frames to time in hundredths of a
                     second.                                     [デフォルト: 3]
  --help             ヘルプを表示                                         [真偽]

例えば以下のようになります。最適化のオプションは数字を大きくしてもそれほど変わりませんでした。フレームレートを下げれば画像サイズは小さくなります。

コマンドを使った例です。

mov2gif input.mov
mov2gif --frame=12 --optimize=2 input.mov

mov2gifを使えば手元にある動画を簡単にアニメーションGIFに変換できます。画像のサイズ変更といった機能はないので、あらかじめ動画を編集しておく必要がありそうです。

mov2gifはnode/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

cakecatz/mov2gif: Convert .mov file into .gif