コンピュータ同士でファイルを渡し合うという手段は意外と面倒です。メールは厄介ですし、Dropboxを使うにしてもまず共有設定がいります。小さなファイルを幾つもアップロードするのも面倒でしょう。 そこで使ってみたいのがairtarです。ローカルネットワークにつながったコンピュータ同士でファイルの交換ができます。

airtarの使い方

airtarはファイルを交換したいディレクトリに移動し、次のようにコマンドを打ちます。またはファイル名を引数に与えても大丈夫です。

$ airtar .
waiting for receiver...

この状態で接続待ちになりますので、ファイルを受け取りたい方でもairtarを実行します。そうすると自動的に現在のディレクトリにファイルがダウンロードされます。

$ airtar -r .
[ EXISTS ] .DS_Store
[ DONE ] クリアファイル/clear-file.ai (136.8 kB)
  :
3.6 MB received

認証したりする必要はありませんし、渡したいファイルも特定できるので簡単に使えます。Mac OSXであればAirDropがありますが、同じ感覚でMac OSX以外のコンピュータ同士でもフィアルを受け渡しできます。

利用はローカルのネットワークにつながったもの同士に限定されますが、社内で使うと便利そうです。

airtarはnode/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

xat/airtar: send files over the local network using airpaste and tar