ソフトウェアのセットアップ記事などで画面のスクリーンキャストは効果的です。GUIの場合は動画ですが、CUIの場合はテキストしか扱わないこともあって、文字をそのまま記録するのが便利です。 有名なサービスとしてasciinemaが知られていますが、asciinemaにコンテンツをアップロードしないで自分のサーバで使えるようにするのがasciinema-playerです。

asciinema-playerの使い方

まず入力とその結果を記録したファイルが必要です。以下のようにコマンドを入力することで、コンテンツはアップロードされずにJSONファイルとして保存されます。

asciinema rec demo.json

あとはこのファイルを指定してWebページを開きます。

あとは再生ボタンを押せば、CUIでの入力とその結果が順番に流れていきます。

通常のasciinemaでも埋め込みには対応していますが、オンライン上にアップロードする必要がありました。asciinema-palyerを使った場合、LAN内部だけで完結させることもできます。しかもasciinema-palyer自体はサードパーティーではなく、本体サービスによる提供なのも見逃せません。

asciinema playerはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(GPL v3)です。

asciinema/asciinema-player: Web player for terminal session recordings