最近の勉強会ではLT、ライトニングトークが行われることが多いです。一人5〜10分くらいの持ち時間で、プレゼンテーションをします。トップバッター、場が暖まってきた中盤、トリの最後とやるべき順番によって聴衆の反応もまちまちでしょう。 もし順番で揉めたり、誰も最初にやりたがらないといった時にはazumaを使ってみましょう。

azumaの使い方

azumaはtalckersオプションに登壇者名をリストで渡すだけです。後はエンターを押す度に話す人が決まります。直前まで分かりません。

$ azuma --talkers="小栗虫太郎,夢野久作,塔晶夫" --lang=ja

Ctrl-D to exit
> press enter to show next talker
次は塔晶夫さんの番です。
> press enter to show next talker
次は夢野久作さんの番です。
> press enter to show next talker
次は小栗虫太郎さんの番です。
> press enter to show next talker
すべての発表が終わりました。お疲れ様でした。

言語は日本語の他、英語にも対応しています。

$ azuma --talkers="小栗虫太郎,夢野久作,塔晶夫" --lang=en
Ctrl-D to exit
> press enter to show next talker
Next is the turn of 小栗虫太郎.
> press enter to show next talker
Next is the turn of 夢野久作.
> press enter to show next talker
Next is the turn of 塔晶夫.
> press enter to show next talker
All of the presentation was the end. Thank you for your kind attention.

基本的にはリストをランダムで返しているだけですが、用途が特化しているのが良いですね。予め準備しておけば、後はランダムで登壇者が決定していく面白いLTが実現するでしょう。

azumaはRuby製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

koic/azuma: Decide the order of Lightning Talkers.