ユーザ登録の際に住所や都道府県を入力させるWebサービスはたくさんあります。また、グローバルなサイトによっては国や地域を選択させる場合もあります。 ああいった入力は非常に面倒で、インターネットサービスであればアクセス情報を使ってもっとスマートに解決できるはずです。そこで使ってみたいのがJs-geolocationになります。

Js-geolocationの使い方

Js-geolocationはIPアドレスから位置情報を取得できるWebサービスです。

返り値は以下のようになっており、位置情報や国が返ってきます。

{"city":"ota","cityLatLong":{"lat":35.569999,"long":139.799999},"country":"JP","region":"13"}

Web APIベースなので、JSONPコールバックにも対応しています。

https://eu-js-geolocation.appspot.com/api/geolocation?format=jsonp&callback=test

Js-geolocationを使えば利用者のおおよその地域を得ることができます。IPアドレスからベースなので若干のズレはありますが、入力補助として使えるのではないでしょうか。この手の技術としてはHTML5のGeoLocationもありますが、Js-geolocationはレガシーなブラウザでも使えるのが利点でしょう。

Js-geolocationはGo製のオープンソース・ソフトウェアです。

Js-geolocation by gpanther gpanther/js-geolocation: A client-side geolocation service