汚いワードですみません。しかしプログラマやエンジニアたる者、時にこういうワードが言いたくなることがあるはずです。多いのがコマンドの打ち間違いです。 タイポしたり、権限が必要だったり、実行前の設定が必要だったりといった具合です。そんな時にはコンピュータ側でうまくやってくれよと思ったりするのではないでしょうか。そのためのソフトウェアがThe Fuckです。

The Fuckの使い方

例えば以下のようにApacheを起動しようとします。これはroot権限が必要です。

$ apachectl start
This operation requires root.

そこですかさずfuckコマンドを入力します。そうするとsudoが補完されつつ、実行しますかと聞いてきます。

$ fuck
sudo apachectl start [enter/↑/↓/ctrl+c]

さらにtypoでも同様です。

$ wgey
bash: wgey: command not found
$ fuck
wget [enter/↑/↓/ctrl+c]

Gitコマンドでは入力ミスや存在しないサブコマンドを指定すると「○○ではないですか?」とメッセージが出ます。The Fuckはさらに一歩進めた感じと言えるでしょう。「Fuck!(クソ!)」と言う前にコマンドを入力してみましょう。

The FuckはPython製、Mac OSX/Linux用のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

nvbn/thefuck