文章というのは読みやすくあるべきで、難しい漢字を使えばいいというものではありません。むしろ普段使わないような漢字を使うと全体的に固く、読みづらい文章になります。 自分で文章を書いたら、kanjilintを使って自動チェックしてみるといいでしょう。kanjilintは漢字を平仮名にすると読みやすくなる単語を抽出してくれるソフトウェアです。

kanjilintの使い方

kanjilintのインストールはpipで行います。

$ pip install git+https://github.com/momijiame/kanjilint.git

インストールが終わるとkanjilintコマンドが使えるようになります。

detectは特定、replaceは置き換えも行ってくれます。

$ kanjilint detect Interview.md 
Interview.md:126:0:物の売り切りに限界を感じている。ストックビジネス、サービスレイヤーでも収益化していきたいと考えているのではないか。
Interview.md:156:0:物と仕様が予め決まった状態で話がきた。BTありき。
Interview.md:158:3:## 物の知見

例えば上記文章の場合、「物」を「もの」に変えるといいということでしょう。その他「殆ど」などの漢字も引っかかるようです。機械的にチェックしているので必ずしも置き換えが必要とは限りませんが、一度チェックしておくと読みやすい文章になるポイントが分かるようになるでしょう。

kanjilintはPython製、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。

momijiame/kanjilint