まだ筆者環境ではちゃんと動作しなかったのですが、面白いプロダクトなので紹介します。 Dockerに注目が集まっているのはコンテナ型仮想化が軽量、高速に動作する点にあるでしょう。そのためこれまで主流だったVM型仮想化ソフトウェアが一気に影を潜めてしまいました。 そんな中登場したのがHyperです。VMをコンテナのように実行できる仮想化ソフトウェアです。

Hyperの使い方

Hyperのインストールは専用のインストーラーを使って行えます。

実行はDockerのコンテナイメージをベースに行います。

$ docker pull ubuntu:latest

そして、それをベースとしてHyperで実行します。

$ hyper run ubuntu:latest

これで実行されるのですが、筆者環境ではVirtualBoxのコマンドでエラーが出てしまいました。

Hyperはコンテナ型のように高速に起動するのが利点となっています。さらに複数のVMはそれぞれ独立しており、一つのVMの中にDockerコンテナを複数入れておくこともできます。さらに設定はJSONファイルを使って行い、他のマシンでも簡単に持ち運んで実行できるようになっています。

{
    "id": "myweb",
    "tty": true,

    "resource": {
        "vcpu": 1,
        "memory": 128
    },

    "containers" : [{
        "image": "nginx:latest",
        "files":  [{
            "path": "/var/lib/xxx/xxxx",
            "filename": "filename",
            "perm": "0755"
        }]
    }],

    "files": [{
        "name": "filename",
        "encoding": "raw",
        "uri": "https://s3.amazonaws/bucket/file.conf",
        "content": ""
    }],

    "volumes": []
}

HyperはGo製、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。

Hyper - Make VM run like Container Hyper