MarkdownはHTMLを知らなくとも手軽に書ける記法ですが、見た目とHTMLとしての結果がリンクしていないのでレンダリングした結果、思っていたのと違ったということも少なくありません。 そこで使ってみたいのがmdast-lintです。記法上のミスやMarkdownで記述するためのより良い書き方が確認できるはずです。

mdast-lintの使い方

mdast-lintはnpmを使ってインストールができます。クライアントサイドのJavaScriptにも対応しているのでBowerでもインストールできます。

$ npm install -g mdast-lint

使い方としては -u で mdast-lint を指定し、ファイル名を指定します。

$ mdast -u mdast-lint oss.md 

oss.md
   3:99   warning  Line must be at most 80 characters  maximum-line-length
   7:1    warning  First heading level should be `1`   first-heading-level
   9:87   warning  Line must be at most 80 characters  maximum-line-length
  27:143  warning  Line must be at most 80 characters  maximum-line-length

✖ 4 problems (0 errors, 4 warnings)

こんな感じで結果が返ってきます。文字の長さや見出しの付け方などを指摘してくれます。エラーも出ますので、そうした時には修正することで思っていた結果が得られやすくなるでしょう。

mdast-lintはnode/JavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

wooorm/mdast-lint