ソーシャルサービスが広まるのに従って短縮URLサービスが人気になりました。メールやチャットでURLを送る時にも短縮URLサービスを使うと便利です。しかし実際のURLが見えないということから、悪意をもった利用をされることも多々あります。 DropboxやFacebookのような特定のサービス内でしか使えない短縮URLではない場合はその飛び先が安全である保証もありませんので、Embiggenを使って一旦チェックを行うのが良さそうです。

Embiggenの使い方

EmbiggenはRubygemsでインストールできます。

gem install embiggen

今のところコマンドは用意されていないのでirbやプログラムから操作します。例えば https://youtu.be/dQw4w9WgXcQ を解析します。

$ irb
> require 'embiggen'
 => true 
> Embiggen::URI('https://youtu.be/dQw4w9WgXcQ').expand
 => #<uri::https:0x007ffdcba0f200 URL:https://www.youtube.com/watch?v=dQw4w9WgXcQ&feature=youtu.be> 

このように元のURLが分かります。オプションとしてリダイレクトの回数やタイムアウト、処理を行う短縮URLサービスの指定ができます。

Embiggen.configure do |config|
  config.timeout = 5
  config.redirects = 2
  config.shorteners += %w(myshorten.er anoth.er)
end

Embiggenはクローラー系のサービスを作る際にも便利です。元々のURLごとにリストを作ればムダなクローリングを減らせることでしょう。

EmbiggenはRuby製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

altmetric/embiggen</uri::https:0x007ffdcba0f200>