ファイルを操作するCLIコマンドと言えばcp/mv/rmなどがあります。対してWindowsやMac OSX、X Windowなどではファイルを選択してコピー、カット、ペーストを行うのが一般的です。 そんなカット/コピー&ペーストをCLIでも実現するのがxcvです。面白い操作性になっています。

xcvの使い方

xcvはサブコマンドとしてc(コピー)、x(カット)、v(ペースト)があります。

xcv c oss.md

でファイルをコピーして、移動先で

xcv v

すると貼り付けになります。

xcv c node-webkit-v0.11.5-osx-x64.zip

ファイルをコピーした後、lサブコマンドで対象ファイルを確認できます。

xcv l
node-webkit-v0.11.5-osx-x64.zip

ファイルのコピーは複数可能で、

xcv c oss.md node-webkit-v0.11.5-osx-x64.zip 
xcv l
node-webkit-v0.11.5-osx-x64.zip	oss.md

といった感じで複数のファイルをまとめてコピーしたりカットできます。cpやmvは実行したタイミングでファイルの移動が行われますが、xcvはGUIのOS風にクリップボードのようなものを介して行われるのが特徴です。

xcvはISC Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

busterc/xcv