mdp - コマンドラインでMarkdown記法を使ったプレゼンテーション
mdp はコマンドラインでプレゼンテーションを行うソフトウェアです。Markdown記法で書いた文書を使います。
mdp の主な特徴
1) 文書はMarkdown記法で記述
サポートしている書式は次の通りです。
Supports basic markdown formating:
line wide markup
headlines
code
quotes
unordered list
in-line markup
bold text
underlined text
code
2) 操作は簡単
コンソールで作業することに慣れた方には馴染みのある操作方法です。キーの割り当ては次の通りです。
Controls:
h, j, k, l, Cursor keys, Space, Enter, Backspace, Page Up, Page Down - next/previous slide
Home - go to first slide
End - go to last slide
1-9 - go to slide n
q - exit
3) C言語製
近年のソフトウェアで、C言語のソースコードを見ることが少なくなっています。それだけに人のソースコードを見ることは大変勉強になりますね。
mdp のインストール
ソースファイルをダウンロードして、コンパイルし、インストールします。環境によって事前に準備することがあります。Ubuntu を例にすると、次の通りライブラリをインストールします。
sudo apt-get install git
sudo apt-get install libncursesw5
sudo apt-get install libncursesw5-dev
それではインストールを行います。事前に作業用のディレクトリに移動しておきます。
git clone https://github.com/visit1985/mdp.git
cd mdp
make
sudo make install
サンプルを使って実行してみます。
mdp sample.md
結果は次の通りです。
ウィンドウシステムすら導入しないサーバ環境で、moreでページングするだけのマニュアルに代わり、少し洒落たマニュアルを作成してはいかがでしょうか。文字ベースのプレゼンテーションで済む場面で、手っ取り早く文書を作成したい時には強い味方になってくれることでしょう。
mdp は、C言語でできたオープンソース・ソフトウェア(GPL)です。