slfsrv – クロスプラットフォーム対応。ローカルで動くHTML5アプリケーション作成
アプリケーションやWebサイトを構築する際にはまずモックを使ってイメージを共有すると便利です。そんな時にはとにかく手早くイメージを具体化し、フィードバックしながら進めると良いでしょう。 プロトタイプ作成に便利なのはやはりWebです。HTML/JavaScript/スタイルシートを使ってさくさくとプロトタイプ開発が進められる仕組みがslfsrvです。
slfsrvの使い方
slfsrvではWindows/Mac OSX/Linux用にバイナリが用意されています。そしてこんな感じで起動します。
$ slfsrv -verbose EXAMPLES.html
Webサーバになっていますので、HTTP経由でJavaScriptやスタイルシートを取得することも可能です。slfsrvの基本はこれで、さらにローカルのファイル操作を行うためのAPIを用意しています。
- exec() : ローカルコンピュータ上のコマンド実行
- tempdir() : テンポラリディレクトリの作成
- store : ローカルコンピュータ上にデータを保存
- file : ローカルファイルの操作
- dir : ローカルディレクトリの操作
- alert : ノンブロッキングなアラート
- env : 環境変数
といったJavaScript APIが提供されています。これらを使うことでPhotoshopなど他のソフトウェアと連携したモックアップ作成もスムーズに進むでしょう。
slfsrvはバイナリを作成することもでき、実行ファイルをWindows/Mac OSX/Linux向けそれぞれに作成して配布できます。Webブラウザ上で動くシンプルなアプリケーションを作成するのにも良さそうですね。
slfsrvはGo製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。