iOS/Androidアプリをワンソースで…というのは誰しもが夢見ることではないでしょうか。しかし現実はそうそう甘くなく、打ちのめされた人も多いでしょう。なんでもワンソースは無理がありますが、一部の分野であればこなせるようにはなっています。 3Dや高機能なゲームであればUnityがあります。もっとカジュアルなゲームであればJavaScriptで開発できるHerlockがあります。そしてさらにHerlockをHTML5として動作させようと言うプロジェクトがHerlock.js for HTML5です。

Herlock.js for HTML5の使い方

例としてこういった図形を描く場合です。

var stg,bmp;
new Image( "./img/check.png").onload = function(){
    stg = addLayer( new Stage()).content;
    bmp = stg.addChild( new Bitmap( new BitmapData( this ) ) );
    bmp.width = 100;
    bmp.height = 100;
};

このようなコードになっています。アプリケーションのコードは同一で、WebGL/CSS/Canvasを使った3パターンでの描画をサポートしています。Canvasが最も軽快に動作し、かつスマートフォンでも利用できるようです。

こんなゲームもあります。

いわゆるFlappyBird風ゲームです。

HerlockはJavaScriptでゲームを書いて、それをWebGLに変換することでネイティブ並の速度でiOS/Android向けにゲームが開発できます。Herlock.js for HTML5を使うことでさらにPC向けやWebブラウザ向けにも提供できるようになります。これは期待がかかるソフトウェアですね。

Herlock.js for HTML5はJavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

フグッピーふぐ(WebGL版) node.jsとHerlockで作るiPhone、Androidアプリ開発環境 bobbysmv/Herlock.js-for-Web