電子書籍を作るのは大変というイメージがあります。ePub自体は単なるZipファイルですが、その内容がXML/XHTMLなのが若干面倒さを感じさせます。専用のエディタもありますが、書き慣れたエディタの方が筆も進むというものです。 そんな訳で使ってみたいのがGitBookです。Markdownで書いて、ePub/PDFに変換するGit/GitHub連動型電子書籍作成ツールです。

GitBookの使い方

早速サンプルの電子書籍を見てみましょう。HTMLにも変換できます。

JavaScriptの勉強です。左側に目次、右側にコンテンツという形式になります。

ページ切り替えは矢印キーでもできます。ページの内容が1画面に収まっているのがいい感じです。

目次を隠すことが出来ます。

検索はインタラクティブにできます。

JavaScriptをWeb上で実行できます。今後、RubyやPythonにも対応させる予定だそうです。

GitBookはnpmでインストールします。オプションは次のようになります。

$ gitbook --help

  Usage: gitbook [options] [command]

  Commands:

    build [options] [source_dir] Build a gitbook from a directory
    serve [options] [source_dir] Build then serve a gitbook from a directory
    pdf [options] [source_dir] [output_file] Build a gitbook as a PDF
    ebook [options] [source_dir] [output_file] Build a gitbook as a eBook

  Options:

    -h, --help     output usage information
    -V, --version  output the version number

フォーマットは現在site、page、pdf、epub、jsonなどが指定できます。Markdownで記述さえしておけば、後は自在に様々なフォーマットで出力が可能です。多言語にも対応していますが、縦書きは恐らく難しいと思われます。

GitBookはnode/JavaScript製、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。

GitBook GitbookIO/javascript Introduction | Learn Javascript GitbookIO/gitbook