Ahoy – Railsに組み込むアクセス解析ライブラリ
新しいWebサイトを作ると何となくGoogle Analyticsを選んでしまっています。しかし他にも選択肢はありますし、データを外部に出せない場合(イントラなど)もあります。そういった場合、どのようにアクセス解析を行えば良いでしょうか。 もし使っているフレームワークがRuby on RailsであればAhoyを使ってみると良いかもしれません。Railsのモデルに組み込めるアクセス解析機能を提供します。
Ahoyのインストール
まずはGemfileに記述します。
gem 'ahoy_matey'
インストールと初期設定を行います。
$ bundle install
$ rails generate ahoy:install
$ rake db:migrate
後は app/assets/javascripts/application.js に記述を行います。
//= require jquery
//= require ahoy
これで準備は完了です。後は自由にWebサイトにアクセスします。
Ahoyの使い方
例えば以下のような感じで数値が出せます。
Visit.group(:search_keyword).count
Visit.group(:country).count
Visit.group(:referring_domain).count
つまりVisitというモデルに全てのアクセスが入るようです。また、visitable という記述で関連付けができます。
class Order < ActiveRecord::Base
visitable
end
ユーザ情報に結びつけることも可能です。
class User < ActiveRecord::Base
has_many :visits
end
user = User.first
user.visits
開発者としてはGoogle Analyticsのようなアクセス解析を勧めているようですが、導入できないと言ったケースもあるでしょう。そんな時の代替手段として知っておくと便利そうです。
AhoyはRuby on Rails用、Ruby製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
Ahoy - Simple, Powerful Visit Tracking for Rails ankane/ahoy