Webブラウザで何でもできるといった時代になっていますが、それでもターミナルは必要です。開発者がコマンドを打ったり、サーバ管理でシステム操作をしたりするのにWebブラウザではとても作業していられないでしょう。 しかしそんな壁を乗り越えてしまうソフトウェアがButterflyです。何とWebブラウザベースで動作するターミナルアプリケーションです。

Butterflyのインストール

ButterflyはPython製で、pipでインストールできます。

$ pip install butterfly

インストールが終わったらサーバを立ち上げます。

$ butterfly.server.py

これで準備完了です。

Butterflyの使い方

**http://localhost:57575/ ** でサーバが立ち上がるのでWebブラウザからアクセスします。

蝶のアスキーアートが格好いいターミナルです。

本当に普通に使えるターミナルになっています。タブで入力補完もできます。

コマンドの補完ができるので便利。

Emacsだって使えます。ただし日本語の入力はできませんでした。

編集したり保存もできます。

あまりに普通のターミナルとして使えるので何も問題がないのです。ButterflyはWebSocketとTornadoを組み合わせて開発されています。

コマンドを打った時のイフェクトがちょっと格好いいです。rootで実行して、** localhost:57575/user/ ** といった形でアクセスするとそのユーザの権限で実行できるという特徴もあります。

リモートからもアクセスできるので普段のターミナルとはまた違う使い方があるかも知れませんね。

ButterflyはPython製のオープンソース・ソフトウェア(GPL v3)です。

butterfly your everyday terminal in your web browser paradoxxxzero/butterfly