json-server – JSONファイルを使ってRESTfulサーバを提供
最近のWeb APIはRESTfulそしてJSONで提供されることが多いように思います。JSONのエンコード、デコードライブラリも多いのでJavaScriptに限らず使えますし、Webアプリケーションで使おうと思うとJSONを使うのが良いでしょう。 そこで簡易的にJSONベースのWeb APIサーバを構築できるjson-serverを紹介します。json-serverを使えばWeb APIのテストも容易にできます。モックやガイド的なサーバとして使ってみても良さそうです。 インストールはnpmでできます。
$ npm install -g json-server
json-serverではJSONファイルを指定してサーバを立ち上げることでJSONをRESTfulに提供するHTTPサーバになります。例えばJSONは以下のようなファイルです。
$ cat db.json
{
posts: [
{ id: 1, body: 'foo' }
]
}
そして実行時に–fileオプションを付けます。
$ json-server --file db.json
これで準備は完了です。対応しているメソッドはGET/POST/PUT/DELETE、さらにPATCHもサポートしています。JSONPまたはCORSに対応していますのでクロスドメインでも使えるようになっています。 –read-onlyをつけると読み取り専用のサーバとして立ち上がります。 実データはない中で開発しなければならない時に使うこともできそうです。開発用途で色々な使い道が考えられそうなソフトウェアです。 json-serverはnode/JavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。 typicode/json-server