TiddlyWikiと言うことで記録を辿ってみたところ、MOONGIFTでは何と2004年11月29日に紹介していました。つまりもう9年も前ということです。月日の流れるのは早いというか、9年も経てば大抵のオープンソース・ソフトウェアは過去のものと見られてしまうでしょう。 2004年当時はAjaxに注目が集まり始めた頃で、まだJavaScriptの利用に対して懐疑的な意見も多かったかと思います(Ajaxを多用したGmailが2004年04月にローンチ、2006年に招待制からサインアップに変更したので)。しかし状況は既に一変していますのでTiddlyWikiについても新しい道を踏み出す頃合いなのかも知れません。 そこで開発されているのがTiddlyWiki5になります。では画面を見ていきましょう。 デザインは一新されており、iOS 7風なフラット系になっています 編集画面。タグや新しいフィールドを定義したりできます。 サイドバーのタグ。コマンドもあったりして高機能です。 ローカルに落としてきて開いたところ。そのまま再現されます。 設定画面です。設定を変更した後、ベースをダウンロードできます。 プラグインもあります。拡張ができそうですね。 パスワードロックした場合。ローカルファイルでもちゃんとパスワードが通らないと使えなく出来ます。 カラーリング変更後。 TiddlyWikiと言えばローカルファイルとして開いて使える手軽なWikiエンジンと言った印象がありますが、TiddlyWiki5ではさらにnodeと組み合わせることでサーバサイドでも動作が可能となっています。ローカルファイルへの書き込みはセキュリティ上の問題がありますのでこちらのが良いかも知れません。とは言えローカルファイルとしても利用は可能で、その後エクスポートすればそのまま使えます。 常に開発されていないと忘れ去られてしまうのがオープンソースの常ですが、TiddlyWiki5と名前まで変えて次の25年を目指すTiddlyWiki、今後の進化がとても楽しみです。 TiddlyWiki5はnode/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(BSD License)です。 TiddlyWiki5 — a non-linear personal web notebook Jermolene/TiddlyWiki5