奇麗なコードは可読性も高く、バグも減りますよね。 JavaScriptは下手に書くとものすごくスパゲティなコードになりやすい言語ではないでしょうか。ただでさえコールバックを使うのでネストしやすく、さらに処理が非同期だったりするとカオスになりがちです。 そんなJavaScriptのコードも機械的にチェックすれば問題点が洗い出されて可読性が高くなるかも知れません。そのためのチェックツールがjscsです。 インストールはnpmを使って行います。インストールが終われば次のようなヘルプが出せるようになります。

$ jscs --help

  Usage: jscs [options] <file ...>

  Options:

    -h, --help                 output usage information
    -V, --version              output the version number
    -c, --config [path]        configuration file path
    -n, --no-colors            clean output without colors
    -r, --reporter <reporter>  error reporter, console - default, text, checkstyle

そしてJavaScriptファイルを指定して実行します。 実行例。 単純なコードながらも2カ所エラーが見つかっています。後はjscsの指示に従ってエラーを修正すればOKです。エラーチェックする内容は設定ファイルを使って細かく変更できるようになっていますので、自社のコーディング標準に従ったエラーチェックも行えるでしょう。 jscsはnode/JavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。 mdevils/node-jscs