ILPDFKit – iOSで使えるPDFフォーム入力ライブラリ
これはタブレットによるポストPC時代を後押しするかもしれませんよ!
大手の契約書や自治体の申請書などで時々見かけるのがPDFにある入力フォームです。Acrobat Readerなどで入力をしていたと思うのですが、今後タブレットやスマートフォンが広がっていく中で使えなくなっていくのは大変です。
そこで試してみたいのがILPDFKitになります。iOSでPDFフォームを扱えるようにするキットになります。
デモアプリが付属しているので、それを試したのが下の画像になります。

テキストの入力やラジオボタン、ドロップダウンの選択ができます。
PDFはアプリのドキュメントフォルダ内に保存されます。そしてアプリを再起動した時に再現されるようになっています。
ILPDFKitはJavaScriptアクションもサポートしています。その他入力内容を用いたXMLの生成も可能です。ビジネス、公共分野におけるPDF活用が進みそうなライブラリですね。
入力内容において文字が大きかったり、見栄えがあまり良くないこともありますが、それは今後改善されていくでしょう。アプリからもデータの取得、セットが容易に行えますのでPDFを使ったアプリ開発が便利になるでしょう。
ILPDFKitはiOS用、Objective-C製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
iwelabs/ILPDFKit https://github.com/iwelabs/ILPDFKit