これはGmailをさらに便利なものに変えてしまうかも! IT系の方でGmailを使っている方は多いと思います。gmail.comはもちろん、Google Appsもあります。そんな幅広く使われているGmailだからこそ、多数の機能拡張が開発されていたりします。単純に使うだけでなく、自分でカスタマイズすればもっと面白い使い方が見いだせるでしょう。 そんなGmailを拡張するスクリプトのベースになりえるのがGmail.jsです。Gmailを自在に操作するAPIとして使えます。 最初の使い方としては、Gmail.jsとjQueryを読み込むところからはじまります。Gmailを開いて以下のコードをコンソールで実行します。

var jq = document.createElement('script');
jq.src = "https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.10.2/jquery.min.js";
document.getElementsByTagName('body')[0].appendChild(jq);
var jq = document.createElement('script');
jq.src = "https://raw.github.com/KartikTalwar/gmail.js/master/gmail.min.js";
document.getElementsByTagName('body')[0].appendChild(jq);
var gmail = Gmail();

これで準備は完了です。例えばユーザ名を取得する場合は次のようになります。

> gmail.get.user_email();
"admin@moongift.jp"

続いて読んでいるメールのサブジェクト。

> gmail.get.email_subject()
"メールの件名"

コンソールで自在にGmailを操れます。

データの取得だけでなく、Gmail上のアクションを実行した際にコールバックを受け取ることもできます。例えばメールを送信したり、新しいメールが来たり、削除、スパム、アーカイブ、タスクへの追加など様々なイベントを監視し、指定した処理を実行できます。

Gmailを使った機能拡張やブックマークレットを作るのに役立つのではないでしょうか。DOMやURLをいちいち調べたりする必要がないのがとても便利です。メールの受信や件名によって処理を分けたり、普段行っている一連のメール処理をスクリプト化するのに使えるでしょう。

Gmail.jsはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

KartikTalwar/gmail.js