ストレージとしてのGoogle Driveは使っていなくともGoogleドキュメントやスプレッドシートは使っているという人は多いのではないかと思います(筆者もそうです)。しかしそうなるとGoogle上にあるデータが時にバックアップしたくなります。 そこで今回はGoogle Driveのデータをバックアップしてくれるgdata-backupを紹介します。コマンドラインで使えるのでCronで定期実行しても良いかも知れません。 gdata-backupは認証としてimap-backupを使っているとのことで、まずはそちらで設定を行います。

$ imap-backup setup

ちなみに2段階認証を有効にしている場合はアプリケーション固有のパスワードを生成する必要があります。

設定処理を行うとこんな感じになります。

設定が終われば後はgdata-backupを実行するだけです。

$ gdata-backup EMAIL DIRECTORY

という形で先ほど指定したメールアドレスと保存先のディレクトリを指定します。

どんどんファイルがバックアップされていきます。

保存されるのはドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションになるようです。OpenDocumentフォーマットで出力できるタイプのファイルだけですね。

バックアップされたファイル

日本語が_になってしまっているのが残念ですが、ここは修正すれば良いのではないかと思います。

ファイルの中身は問題ありません。

ファイルはODTファイルとしてちゃんとエクスポートされていました。

gdata-backupは多機能ではないですが、シンプルで手軽に使えるのが利点と言えそうです。なお同期ではなくバックアップなのでローカルのファイルを編集してしまうと差分が生じてしまうので注意してください。

gdata-backupはRuby製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。

joeyates/gdata-backup https://github.com/joeyates/gdata-backup