クロスデバイスなRPGが作れるようになりますよ! といっても現代風な高機能なRPGでもなく、グラフィックもシンプルなゲームですが。昔懐かしいドラゴンクエスト1〜3あたりの雰囲気が感じられるRPGゲームを作れるエンジンがE.B.U.R.P.です。 CoffeeScriptを使っており、コマンドラインでビルドコマンドを実行することでiOS/Android向けにアプリとしてパッケージできるようになっています。つまりE.B.U.R.P.を使えばクロスデバイスに容易に対応させることができるのです。 ということでデモゲーム(Webブラウザで試せます)を遊んでみます。 Gurkというゲームが遊べます。画面の上半分がゲーム、下が入力画面となっています。 ゲーム開始です。中央にいる旗を持ったユニットが自キャラです。 上下左右の矢印キーを使って動かします。 外に出ました。あからさまに敵っぽいのがいますね。 戦闘です。ターン制で、戦士/弓使い/魔法使いを操作します。 勝ちました!4ゴールド手に入れました。 ゲームの保存もできます。 キャラクター一覧です。 戦闘は突然はじまる場合もあります。上にいる黒い蜘蛛が強敵です。 負けてしまいました…。 ボタンを押しての入力操作なのでスマートフォンらしくない操作性ですが、フューチャーフォンで操作していると考えると自然かも知れません。サウンドのオン/オフにも対応しています。反応は悪くないので十分に遊べます。もちろん開発者にとってはCoffeeScriptをベースにしているとあってWeb技術を使ってアプリ向けのゲーム開発を行えるのが魅力的です。 技術的にはHTML5を使っているのでスマートフォンだけでなくWebブラウザからでも遊べるようになっています。ゲームは見た目も重要ですが、アイディアが最も大事なので面白いテーマのゲームが考えついたらE.B.U.R.P.を改造して実装してみるのは良いかも知れません。 また、Web技術をベースにしたゲーム開発のやり方について覚えたいと考える方もE.B.U.R.P.から学び取れる点は多いのではないでしょうか。 E.B.U.R.P.はJava製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。 E.B.U.R.P. pents90/eburp